クロサイ ブログ ~フウカの種~ |
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突然ですが、トロフィーハンティングって言葉はご存じですか?
ご存じない方が多いと思います。 日本の動物園で動物ガイドやプチセミナーを通しても、少しでも教えてくれる園はほぼ皆無ではないでしょうか。 現在、ケンドール·ジョーンズ(Kendall Jones )という19歳のテキサス工科大学でチアリーダーをしている女子学生は、アフリカの国々で合法的に狩猟権料をお金で支払い、彼女のFacebook、 www.facebook.com / kendalltakeswildには過度のハンティング回数の様子と、若い学生がどこから莫大な狩猟権料を工面し支払う必要性があるのか?、ハンティングした大型野性動物と笑顔で記念撮影しています。 彼女はfacebook上で「私は13歳のときからビッグ5(ゾウ、サイ、ライオン、ヒョウ、バファロー)の体験を開始するためにアフリカ旅行へ行った」と述べていますが、すでに19歳の彼女は実行してもう叶えています。 私は、騒がしすぎる話題の彼女の写真等はもう見過ぎて少し飽きています。 トロフィーハンティングは独特の満足感と動物の飾りを得るために、顔や毛皮を持って帰国します。 そう、金持ちの欧米人(主にアメリカ人)がわざわざアフリカ大陸の国々にまで来て莫大なお金を落とします。 アフリカは、全体的に国によってちがいますが貧国が多く、内戦、特に現在はイスラム過激組織が活発に活動をしており、ナイジェリアでボコ・ハラムが起こした少女200人拉致テロはまだ記憶に鮮明でしょう。 そういったアフリカ大陸の貧国では希少な危惧動物にもかかわらず、狩猟数を決めて狩猟文化の歴史を持つ欧米人の金持ちにハンティングさせて、そのお金をもって希少動物の保護や、読み書きできないたくさんの仕事をもっていない人々へ還元します。 ただ、その国、その政権によって、お金は汚職で消えてしまうこともあります。 彼女もそうだが、ハンティングする者は共通して「狩猟は合法的であり、そのお金は動物保護や地元の雇用に使われ、本当に一番の良い方法なのだ!!」 彼女は少なくても学生に関わらず、日本円でのべ1300万円以上はハンティング料金を支払っている。 そして、もう一つ知って欲しいのが南アフリカのライオン・ハンティングさせるためのライオン・ファームだ。 動物園では百獣の王、ライオンが好きな方が多いはず。 でも、アフリカでは表の顔とは違い、ライオンはそんなに尊敬扱いされていないことが分かる。 ハンティングの為にライオン・ファームでは高速回転で繁殖させ、すぐに母親から仔ライオン達を引き離す。 なので、早く引き離しすぎて免疫力がない子供がたくさんいる。 彼らの運命はたった1つ。 小さい時は、サファリ観光に訪れた観光客達に仔ライオンを抱かせて大変喜ばさせ、若くても大きくなるとハンティングビジネス専用のライオンとして死ぬ。 南アフリカでは、ライオン保護センターという呼び方での名称も多くあり、こういう類は約200ヶ所存在する。 小さい時から人間に慣れさせているので、銃を構えても彼らは逃げない。 猟が下手も上手も関係ない。 死んだ後の骨も中国へ漢方薬酒の原料と売られ、生きたライオンよりも死ぬライオンの方がお金に変わるのだ。 狩猟用ライオンの需要毎年約1000頭強。 あなたはどう思いますか? Stop! Trophy Hunting
by pentarou_2010
| 2014-07-03 22:35
| トロフィーハンティング
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Comments(5)
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sainomimy at 2014-07-06 16:09
おっしゃるように日本では殆ど知られていない
トロフィー・ハンティングについてわかりやすく まとめて頂き有難うございます。 私もサイに興味をもつまでは、アフリカでの ハンティングは、こんな卑怯な商買ではなく、 ハンターも自分の命を危険にさらしながら、 動物を探す状況下でのことと思っていました。 これほど、人間の動物に対する傲慢が露骨に 現れているものはありませんよね。 人間に撃たれるために生まれさせられたライオンが 並んでいる写真を見ていると、本当にやりきれない 思いがします。
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pentarou_2010 at 2014-07-06 18:12
19歳のテキサス工科大学のチアリーダーが、こんなにも騒がれているのに日本ではなぜ騒がれないのか・・・、これ機にメッセージしようと思いました(苦笑) 日本の動物園関係者も、本当はきちんと伝えたいと思っている方も少なくないと思いますが、子供達のことを憂慮して歯がゆい思いをしていらっしゃるんだと思います。 問題の本質の意見は互いに堂々巡りだと思うのですが、ライオンの缶詰狩りや、ライノを笑顔で殺されてまでパンドラの箱の様にさせて置きたくないですよね。
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chatora
at 2015-05-06 06:21
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トロフィーハンティングという言葉をナショナル・ジェオグラッフィクの記事(Is captive lion hunting really saving the spieces?)を読み始めて知りました。意味を知りたく検索したところこのブログにだどり着き、コメントさせていただきました。詳しくご説明いただきありがとうございます。なんともおぞましいです。記事によるとオーストラリアでは今年ライオントロフィーの国内への持込みが法律で禁止されたとありますので、他の国へも影響があることを願いたいです。
http://news.nationalgeographic.com/2015/05/150504-lions-trophy-hunting-tiger-ban-south-africa-australia-cites/?utm_source=Facebook&utm_medium=Social&utm_content=link_fb20150505news-lionhunting&utm_campaign=Content&sf8992727=1
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pentarou_2010 at 2015-05-07 20:33
chatora さん、コメントありがとうございます。
日本の動物園や、テレビのダーウィンを見ても、全く想像できない事が、アフリカでは全ての国とはいいませんが、高い狩猟代を払ってでもハンティングする主に欧米人が観光気分で来ます。 そのお金で皮肉にも危惧種の動物を保全する資金になるのですが、ハンティングリストに危惧種を入れて、値段をつり上げています。 本当に、そのお金が保全で使われているのか疑ってもいます。汚職が多いので、百獣の王のライオンは南アフリカなどはネコをブリーディングするように、たくさんの施設で撃ち殺される運命の現実があり、アフリカ全体でいえば、あまりにもかなりの施設があります。 絶滅危惧種のクロサイは、南ア、ナミビアなどでは毎年5頭を年間許可しています。 去年はようやく物議を呼び、ナミビアでのクロサイのハンティング料、約4000万円でクロサイ狩猟権1頭を落としたアメリカの愛好家が、世界中からの反対の影響で、ハンティングした後、持ち帰ることが仮停止状態中で、しかし狩猟団体に所属の本人は今もあきらめきれずに、一進一退の記事が今でもニュース記事で出ています。 アメリカの狩猟愛好団体は、政治家達にはお金持ちだからでしょうか、銃がなくならないのと一緒で、影響力を持っているのだそうです。 貧国が資金を得られなければ、密猟者達やイスラム過激派達がやりたい放題で、たくさんの貴重な危惧動物が密猟されることを考えると現実の正解はないのかもしれませんが、必要以上のライオンのハンティングも残酷なビジネスに耐えがたく見えてしまいます。
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chatora
at 2015-05-24 22:28
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またまた詳しくご説明いただきありがとうございました。残念ながらモラルや倫理よりも、人間のエゴや経済活動が優先されるというのは世の中の常です。狩猟を完全否定するつもりはありませんが、お金にものを言わせて自分の欲望を叶えようとするCanned Huntingは最も悪趣味、人として格好が悪いとしか言いようがありません。
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